父上は、当時の太政大臣家に仕えていらっしゃいました。 容姿が可愛らしかった弟も、幼いうちから童殿上してお仕えしていました。 しかし弟が元服して間も無く父上が、そして後を追うように母上が、亡くなりました。 私は、弟を頼りに生活することとなってしまったのです。