宴がお開きになると、皆散り散りばらばらに帰って行きました。 こちらの女君達や御子達は、皆様別れ難くお思いになって、まだ動かれません。 しかし下々のようにお泊まりなどお出来になる御身分ではいらっしゃいませんので、お互いに名残を惜しまれながら、渋々お帰りになります。 帝の御寝所へは、皇后様が参られました。