その夜は梅壺様が御寝所に召されたということで、宮様は中宮様と一緒の御帳台でお休みになりました。 私は御帳台のお側に控えていたのですが、嬉しさに興奮なさった宮様があれこれとお母君にお話しなさって、深夜近くになってやっとお静かになりましまた。 宮様の一つ一つのお言葉に丁寧にお返事なさる中宮様のお声はとても穏やかで、とてもお幸せそうなお二人のご様子なのでした。