平安物語=短編集=【完】




三の宮は、私によく似ていた。

そのことに少しほっとしている自分がいた。

もし女御に似て、和仁と瓜二つだったら……和仁の母更衣に似ていたから、女御を娶ったのだと女御が知ったら…

無意識のうちに、後ろめたさを感じていたのだった。