私は、登華殿女御に恋をしている。 そう気付くのに時間はかからなかった。 まるでしとやかで控えめな更衣とは違い、明るく少し我が儘な女御に―… 藤壺に気を遣いながらも、私は念願かなって手に入れた愛する女を、こよなく寵愛した。 そしてその三年後、 登華殿女御が懐妊――…