煌びやかに盛装して、中宮様の御殿を訪れました。 中宮様のお目にかかるのは初めてだったのですが、「私に似ている」と思いました。 姿形ではなく、まるでお人形のように決まりきった型にはめ込まれてすました顔をしていらっしゃるところです。 世間で言われる「非の付けどころのない姫」に、きちんと育った例でした。