それでも朝はやって来て、私は勉学に励む。 抜け殻になったような私でも、淡々と学問をこなす事はできた。 ただ、女御達に逢うことは出来なかった。 更衣を、忘れたくなかった。 更衣の笑顔、髪質、肌のきめ細やかさ、柔らかい声、細い指の感触を、薄めてしまうのが怖かった。