更衣は、難産の末に男子を産み落としたが、後産が上手くいかず、そのまま亡くなってしまった。 私が見た更衣は、不安や悲しみを隠して微笑みを浮かべた姿が最後になった。 女御達への憎しみは、不思議と無かった。 ただひとえに私が、更衣を守れず、苦しみに気付けず、謝り分かり合うことをしなかった事が全ての悪だ。 世界が真っ暗になった気分。 誰かに罵倒して欲しかった。 最低だと、蔑んで欲しかった――