翌日、友人と共に姫様の御前に参上すると、先に参っていた私の隣人が、私を見つけて寄って来ようとしました。 私はとっさに、背を向けて離れてしまいました。 今あの隣人と話せば、平静を取り繕うことが出来ないと思ったのです。 それにしてもあからさま過ぎたかと思いましたが、避けられたのが先方にも分かったらしく、その日はもう目も合いませんでした。