こんな無礼な姿で伺候しているのが他の人に見られないようにと、忍んで来た男のように朝早く局に下がります。 少納言様と鉢合わせになったら…と心乱れて、局に近くなったらわざと物音を立てながら歩きました。 でも、どうやらもう帰られたようです。 隣からは何の物音も、男がいる気配もせず、たまに隣人の寝言が聞こえてくるだけでした。 何も考えないで済むよう、随分早めに支度を始めました。