当の私は、とても清々しい気持ちでいました。 しかしそれも昼間だけ… 日が暮れる頃には、かつて私に懸想していた方々から次々に手紙が届きました。 どうやら、今回の事で私の株が上がってしまったようです。 中納言様ほどの方を夢中にさせ、その堕落を憂いて見事に振った美女。 身に沿わない立派な噂だけが、尾びれ胸びれついて広まっていきました。