しかし当の姫様は、入内になぞ興味はおありでありませんでした。 私は恋愛に興味津々なのですが、姫様は「結婚なんて…」と物憂げなのです。 「だって姫様、歌を送りあったり駆け引きしたり、なんだかとても楽しそうじゃありません?」 と言うと、 「まあ、大輔はとんだ好色ね。 あんまり殿御をいじめるものではないのよ。」 と、可愛くお笑いになりました。