歩き去っていくのをじっと見ていると、中将様は春霞のかかった薄暗い景色をゆったりと眺めていらっしゃいます。 その、あまりに絵になりすぎる光景に見とれました。 もう一度振り返って、にっこりと微笑んで帰ってゆかれました。