「姫様…? あの、男君は…?」 おずおずと微笑を作って、乳母が問い掛けました。 「眠っていらっしゃいますよ。 寝床が無いので迷い込んでいらしたのでしょうね。 褥(シトネ)を見付けるやいなやお休みになりました。」 ツンと言い放つと、顔を見合わせています。