「変わった方なのですね…。 でも、何もしませんから今夜は泊めて頂けませんか? ここまで来ておずおずと帰っては、手引きをしてくれた女房に笑われてしまいます。 明日の未明、こっそりと退散致しますから。」 にっこりと微笑んで、そう仰いました。 こんな淫らな真似をする方とは思えないような無邪気なお願いに、私は呆気にとられてしまいました。 「駄目と言っても嫌ですよ。 ではお休みなさい。 起こしてくださいね?」 そのまま、本当に眠ってしまわれました。