――翌日、 朝早くから乳母がやって来て 「右大臣様の御長男ほどの御方の求婚を断るなんて…。」 とブツクサ言っていましたが、春霞のかかった景色を眺めて聞き流しました。 朝のうちに中将様はお帰りになり、平和な日常を取り戻しました。