乳母は出ていきました。 中将様にお詫びを言いに行ったのでしょう。 大輔は、私の方へやって来ます。 「本当に、姫様はおモテになるから…。」 そう言いながらクスクスと笑っています。 「全く良い迷惑というものです。」 溜め息をつきながら言うと、 「姫様は普段はとても鷹揚でいらっしゃるけど、殿方の求婚となるとまるで別人ですね。 無理もありませんが、幸せの可能性もあるのですよ?」 そう言いながら、お腹を愛おしそうに撫でました。 大輔は、まだ全然目立たないけれど、夫との間に子ができたのです。