「どうしたのです?」 優しくそう仰って、私の体を起こすのに手を貸して下さいます。 私の心臓は、病のせいではなく、これから申し上げる事への緊張で速鳴ります。 「院…ご存知でしたか? ……… 私が、もう何十年も、院を心からお慕いしておりますことを…。」