――夜が更けましたが、眠れません。 一日中横になっているのですから、当然です。 その時、 「皇太后様…お休みでしょうか?」 と女房が参りました。 「起きていますよ。 どうしました?」 「実は… 院が、お忍びでおいでになりました。」