しかし譲位して院となられるやいなや、今までの重荷を下ろせたのか、ご病気はみるみる快方に向かったのでした。 全快なさった時には余りに嬉しくて、初めて院の前で涙を流しました。 院は、 「私のために泣いてくれていらっしゃるのですか? 心配をおかけしました。 これからは心のどやかに過ごしましょう。」 と言ってくださいました。