…先ほどの喜びはどこへやら、私は腸が煮えくり返っていました。 宴が始まる前も始まってからも、帝は私とは反対側を意識してばかりいるのです。 もちろん露骨にはなさいませんが、チラチラとあちらを見ていらっしゃるのが痛いほど分かりました。 それでいながら、私にも優しく話し掛けなさるのです。 私がつれない返事しかしないのを見かねて、若い女房が殊更に華やかな雰囲気を醸し出していました。