それから1ヶ月もしないうちに、弟の姫の姉妹が参内しました。 東宮に入内予定の大君だけではなく、姉妹仲の良い中君もやって来たのです。 二人とも、強い眼差しと、宮中でも大切にされそうなくらいの容姿を持っていました。 大君の方がおっとりと奥ゆかしく、中君は本当に賢そうな姫でした。 通り一遍の挨拶を済ませた後、女房達がもてなすのに任せてなすがままになっていました。