「そこでなのですが、東宮様も大切に思っていらっしゃるあなた様に、是非とも我が一の姫にお会い頂きたいのです。 あなた様と一の姫の仲がおよろしいと知られれば、きっと東宮様も大切にしてくださいましょう。」 弟の目には、野心が爛々と輝いていました。 また政治の足掛けにさせるのかと思うと不愉快極まりない想いでしたが、断る適当な理由も無し、暇つぶしにもなるかと思い、 「それは妙案。 お手伝い致しましょう。」 と答えました。