「ごめんなさい!
私が悪いの!
私がいつも言いつけを守らないから、私が悪いの!」
紅葉さんは悪くないって必死に話をする私に助け船を出してくれたのは、やっぱりな朱理さんで、
「興奮するとお腹にさわりますよ。」
立ち上がろうとする私の肩に優しく触れて三成を見つめた。
「殿、お怒りはごもっともですが、紅葉を許してやって下さい。
紅葉は紫衣の体ではなく心を優先したのです。
殿の言い付けを破ったのは事実。
いけないことですが、どうか今回は紅葉のしたことを多目に見てやって下さいませんか?」
部屋に凛とした朱理さんの声が響いた。
「紫衣の心だと?」
三成は冷たい表情のまま話し掛ける。
「はい。」
朱理さんも三成に臆することなく言葉を返した。


