勝利の女神になりたいのッ!~第1部~



部屋までの廊下を桔梗さんと二人で歩いた。


来るときと違って足元を桔梗さんが照らしてくれる。


「では、また明日の朝呼びに参ります。
ゆるりと体を休めて下さい。」


部屋の前で丁寧に挨拶をしてくれる桔梗さん。


「ありがとう桔梗さん。桔梗さんも早くお風呂に入ってゆっくり休んでね。
おやすみなさい。」


声を掛けて頭を深く下げてから部屋に入った。


布団に潜り込んで桔梗さんの事を考えた。


今日は桔梗さんに驚かされてばかりの一日だった。


だけど、やっぱり桔梗さんもいい人で、三成の周りには優しい人が集まってるって思えて嬉しかった。


三成が優しいから、きっと周りも優しくなるんだ。


不器用だけど優しい三成。


彼の本当の姿をみんなが知らなすぎる。


彼を知ると誰もが彼を好きになるはずなのに凄く残念だ。


「おやすみなさい。
三成。」


枕元に置いた金平糖の瓶を眺めながらそっと呟いて瞼を閉じた。