それから暫くして嶋田さんから連絡があり、私は芽衣ちゃんに連れられて車に乗った。
「紫衣ちゃん様子おかしくない?」
「あー、いいのいいの!
ちょっと薬が効きすぎちゃたって感じだから。」
「けど、こんなに呆けたまま連れて行って大丈夫なのか?」
「石野さんがいるから大丈夫でしょ…。」
芽衣ちゃんと嶋田さんの会話が耳を通り抜けていた。
「けど…。」
「石田に逢っても紫衣は変わらないでしょ?
逢うなら早い方がいいんだし…
それよりどうして石田と石野さんが逢ってるのか私はそっちを聞きたいよ。」
「あー………、
それかー……。」
「うん、それが聞きたい。」
石野さんと………
ッッ良君?!
「待って!
良君なの?!
ベージュのネイルじゃないの?」
「「はぁ??」」
見事に声をハモらせた二人。
車の中は呆れたような二人の声が響いた。


