背中がゾクリと震えるのが解った。
未来が見える。
それは神の力。
未来が見えるなんて、そんな力があると世界は自分の思うがまま。
そう考えるのはいつの時代でも同じこと。
ましてや、今は戦国時代。
各地で戦が起こり。
誰もが天下の頂点を狙っている、そんな時代。
私の生きていた平和な時代とは違う。
常に誰かの血が流れ、その血の上に強者が君臨する。
「わかりました。絶対に言いません誰にも...。
約束します。」
左近さんの目をシッカリ見て話す私の頭を左近さんはユルユルと撫ぜてくれた。
大きなあたたかい左近さんの掌は私をとても安心させてくれる。
お父さんって思うのはとても失礼かもしれないけど...。
お父さんのぬくもりにとても似てるんだ。
「お父さんみたい...。」
思わずポロリと言葉が零れた。


