「平成?何を言ってるんだ?420年先の時代とはどういうことだ?」
「信じてもらえないかもしれません。でも本当なんです。私は今から420年後の時代からここに来ちゃったんです。...だから..だから、この先どんなことが起きてどんな風に時代が動いていくのかが解るんです。あなたの最後の時も、三成さんの最後の時も全て私の時代には残っているんです。あなた方は私の時代の本に載っているんですもの。ここの歴史が大好きで、三成さんが大好きで私はたくさん本を読みました。それが言い伝えではなく真実ならばあなた方のこれからを私には解るんです。」
伝えたくて信じてほしくて必死に話した。
左近さん信じて!!
私は出来ることならあなたや三成の悲しい歴史を変えたい。
今ここに私のいる意味はわからないけど...。
お兄ちゃんを助けてって言った紫衣ちゃんも悲しい歴史を変えたくて私を呼んだんじゃないかって今なら思えるの。
「俺の最後の時を知っているのか?」
「はい。私の読んだ本の通りなら...。」
「殿の最後もお前には解っているのだな?」
「はい。読みました。今は調度越後の上杉家に同盟の話を三成さんは進めていますよね?上杉景勝の家臣、直江兼続に書状を送った頃だと思います。」
「どうしてそれをお前が知っているんだ?そんな重要なことをお前が知っているはずはない。」
「はい。本で読んだんです。左近さん信じて下さい。私は420年後の未来から来たんです。何をする為に来たのかは解りません。でも時代を超えて私は今ここに存在するんです。」


