調度、清正を探す声が聞こえてきてたんだ。
その声は朱里さんでしょ?
ここにいるって伝えた方がいいのかな?
だけど清正は少し慌てた様子で、
「見つかると厄介だ。
ではまた後ほど…。」
子供のような表情を浮かべながら短く挨拶をして部屋を出て行った。
イメージとかけ離れていた清正。
それに驚いたのはとても良君に似ていた。
苦い思い出に胸がちくんと痛んだ。
良君、元気かな?
真衣ちゃんって素敵な彼女がいるんだもんね。
私っていう邪魔者がいなくなって幸せにやってるよね?
私も負けないくらい幸せだよ。
三成に出逢って…。
逢えなくて寂しい日もあるけど、すごく大切にしてもらってる。
彼を私もとても大切に思ってる。
良君…。
あなたが過去の人に出来たのは私が時代を渡ったから。
そして三成に出逢ったから。
だから今は心からあなたの幸せを願えるよ。
400年の時の隔たりはあるけれど、この想い届くといいな。


