「石田殿が奥方を誰にも逢わせたがらないのがよくわかりました。」
突然掛けられた声に私は首を傾げた。
「あなたはとても可愛い。」
「!!」
驚く私をくすくすと笑う清正。
戦国武将って無骨者ってイメージがガラガラと音を立てて崩れていく。
甘いです。
清正さん…。
きっと顔は真っ赤になってるに違いない。
すごくすごく顔が熱いんだもん。
「その反応も新鮮でいいですね。」
もう、やめて欲しい。
清正って私のイメージと全然違うよ?
確かに三成もあんなに情熱的だなんて思ってなかった。
だけど、清正のギャップは三成以上だ。
石垣作りの名人で、熊本城の石垣は私の時代でも賞賛され、残されている清正の偉業。
血気盛んで、戦場での槍働きも見事な武将の中の武将。
それに、槍働きだけではなく三成同様役人としても優秀だったと残されている。
確か…
大変な病気で亡くなったんだよね?
梅毒だったかな?
ハンセン病っていう話も残っている。


