勝利の女神になりたいのッ!~第1部~



ジロリと紅葉さんを横目で見ると、


「そんなに見つめるな。」


ニヤリと笑いながら話す紅葉さん。


勘違い発言もきっと私をからかってるんだろう。


「見つめてないし、
っていうか自意識過剰じゃないの?」



ツンと顔を背けて私にしては目一杯の嫌味を返した。



「あいつらってさ、殿の敵だろ?」


「わからない。」


「紫衣は知ってるんじゃないのか?」


「それが本当なのか、もし本当だとしても経緯まではわからないの。」


「それが400年の時の長さなのかもしれないな。」

珍しく真面目発言の紅葉さんに驚いたけど


「さて、始めようか。」


急に話題が変わって私は呆気に取られ、首を傾げた。


「何を始めるの」


紅葉さんに尋ねると彼はニヤリと笑って、


「躾。」


声高らかに言い放った。