意地悪――…!!
というか三成ってSなの――…?!
何も言えずにただ彼を睨みつけても、
「そんなに潤んだ瞳で見つめて、まだ足りないのか?」
やっぱり余裕の笑みで返される。
ちょっと悔しい…。
「もう堪能いたしました。」
悔し紛れに少し拗ねたような口調で応えると、
「まだ足りないようだな。」
腕を掴まれてグイッと彼に引き寄せられた。
びくりと体を揺らす私をポスンとその胸に抱き寄せるとくすくすと笑う彼の声が聞こえる。
「紫衣が可愛いと言うからだぞ。
可愛いとは誉め言葉ではないのだよ。」
胸から響き、私の耳に届く言葉はとても優しかった。
ゆるりゆるりと背中を撫でてくれる彼の掌のぬくもり、頬を寄せる胸のぬくもり全部があたたかい。
「好き――…。」
込み上げる感情は彼を求める気持ちばかり。
好き好き、大好き。
あなたが好き。
想いは止まることなく溢れ出てくる。
一緒にいられない時間を埋めるように過ごす彼との時間は甘く、そして優しい。
すごくすごく好き。
彼を失いたくない。
彼が側にいなくなることが一番怖い。
だから私は絶対に彼を守りたいんだ。
清正と正則に本当の彼をわかってもらいたいんだ。
わかってもらわなきゃいけないんだ。
「あなたが好きなの。」
「今日はやけに積極的だな。」
私の言葉に照れ笑いをしながら言葉を返す三成。
「何度言っても足りないくらい好き。」
「何度聞いても心があたたかくなる。」
「ずっと言い続けるわ。」
「ずっと耳を傾けておこう。」
見つめ合って交わす言葉が二人を優しくて包んでくれる。
私はあなたに
あなたは私に
満たされている。
満たされているでしょう?


