どれも私を想ってくれるからこその条件だとわかるけど、
「お客様に失礼にあたりませんか?」
一番気になることを尋ねた。
「酒の相手は朱里と紅葉がいれば十分だ。」
「そんな…。」
「言うことが聞けぬなら俺も奴らに対面しないッッ!」
まるで駄々っ子みたいです。
冷静沈着で厳しい三成のイメージの崩壊?
口調は厳しいけど、子供みたいに可愛いなんて言ったらきっと怒るんだろうな。
だけど、可愛いッッ!
くすくすと笑う私をジロリと睨む三成。
返事の代わりに彼の唇に自分の唇を重ねた。
彼と話す度、彼と触れる度新しい彼を見せてくれる。
優しくて、だけど情熱的。
それに、とても頭がいいのに感情を抑えることが出来なくなる子供みたいなところもあって、
その全てが彼の愛情だと感じられる。
「好き、好き、あなたが大好き。」
自然に言葉が出てくる。
胸の中から優しさとぬくもりが溢れ出てくる。
「まるで幼子のようだな。」
私を抱き寄せながら降ってくる彼の言葉に私はまたくすくすと笑いを漏らした。
「あなたには負けます。
今日のあなたはとても子供っぽくて可愛いですよ?」
私の言葉にニヤリと不適な笑みを浮かべた三成。
「可愛いか――…。」
言葉の後、息も出来ないくらい激しく唇を塞がれた。
「ん――…んふッッ……」
苦しさに彼の胸を叩くと離れていく彼の唇。
視界に入った唇は片方だけ持ち上げて笑っている。
肩で息をする私とは違って余裕な彼は、
「こんなもので瞳を濡らしている紫衣の方がまだまだ子供だな」
ニヤリと笑って言ったんだ。


