だけど、三成と溝のある二人がすんなりと招待に応じてくれるのだろうか?。
「そんな難しい顔ばかりしてないで、お饅頭を頂きましょう。」
「はい…………」
返事も上の空な私に朱理さんはお茶の入った茶碗を持たせた。
可愛い花饅頭を見ても、ちっともウキウキしなくなった。
頭の中は宴のことでいっぱいでお茶も喉を通らない。
ぼんやり考えに耽っているとバチンッと手を打つ音が響いた。
目の前には朱理さんの白い手、パチパチと瞬きを繰り返す私にクスクスと笑う声が聞こえた。
「そんなに考えてもなるようにしかなりませんよ。」
「だけど、招待って書状を出すんですか?
来てくれるんでしょうか?」
嫌いな人の宴に招待されるなんて、私なら気が進まない。
断るにしても応じるにしても負担に感じてしまうだろう。
三成とそりが合わない二人だからといって負担をかけるようなことは、正直したくない。
「折角綺麗に着飾っても眉間の皺が台無しにしていますよ。」


