「さあ、白状してもらおうか。」
ニヤリと笑う佐和さんの怪しい笑顔に視線は釘付けになった。
白状って…
「やっぱり拷問ですか?」
震える声を振り絞って問いかけると妖艶に微笑む佐和さん。
怖いはずなのに見惚れてしまうくらいに綺麗だ。
少し体を起こして私に跨るような姿勢をとった佐和さんの指がシャツのボタンにかかる。
「怖くないの?」
プチリとボタンをはずしながら佐和さんは言ったんだ。
怖くないって言ったら嘘になる。
だけど何故か佐和さんから目が逸らせない。
体も石みたいに固まって動けないんだ。
それは恐怖からだけじゃないのはわかるのに、どうしてなのかはわからない。
だから私は何も応えられなかった。
全てのボタンをはずし終えた佐和さんは私のシャツを左右に払いのけた。
胸は下着で隠れているけれど、恥ずかしい。
慌ててシャツを寄せようと手をのばすと手首を掴まれて頭上でひとまとめにされた。
掴まれた手首は痛くはないけれど、拘束されたような格好に恐怖心がムクムクと沸き上がってきた。
「怖い?」
ビクリと体を揺らす私にかかる佐和さんの言葉。
私はコクコクと頷いて応えた。
すると佐和さんは拘束していた私の手首を解放してドサリと私の横に転がるようにして体を横たえたんだ。
「紫衣には勝てないな…」


