泣いて何も言えなくなった私に左近さんの優しい声が響いた。 「お前は…紫衣はこの家の裏の畑に倒れていたんだ。」 倒れている私を見つけてくれた左近さんはとても不思議な現象だったと教えてくれた。 日が沈みかけ、うっすらと闇が広がろうとする時間。 ほんのりと優しい光に包まれた私を遠くからでもハッキリと確認できたと話してくれた。 そして話の終わりに 「とても信じがたい話だが、お前は嘘をついていない。」 凛とした声を響かせて私の頭をクシャリと撫でてくれたんだ。