その証拠にという彼の言葉の後、私の手は彼に導かれた。
彼の下腹部に導かれた私の手に熱を持つ彼自身が触れた。
「三成様?」
「元気の証拠だ。」
恥ずかしくなって私の手を掴む彼の手から逃れようと体ごと捩る私に降ってくるのは柔らかく熱い唇。
「逃がさない。」
耳元で囁かれる言葉。
耳にかかる彼の吐息。
体が燃えるように熱い。
「紫衣だけなのだ。」
俺をこんなにも熱くできるのはお前だけなのだよという彼の言葉を聞いて私は彼に全てを委ねた。
愛してる。
たった一言では足りないこの想いを表現できる言葉が欲しい。
彼の腕に抱かれながらもどかしい想いに涙が溢れた。
「なぜ、泣く。」
繋がったまま彼は私の涙をそっとその指で拭った。
「愛してるだけじゃ足りないんです。」
涙を零す私の瞳を見つめる彼の瞳はとても苦しげだった。
「俺も足りない。愛しているという言葉ではこの思いは表現しきることは出来ない。」
そう言って私の瞼にキスを落とした。
彼も同じ想いだった。
彼も私と同じようにもどかしい気持ちを抱えていたのだ。
「体を重ねていると紫衣を強く感じることが出来るんだ。何も考えずに紫衣だけを感じていられる。」
「はい、私も...。」
「ならばもう言葉はいらない。」


