「紫衣はおかしなことを気にするのだな。」
クスリと笑った三成が私にキスをしながら話しかけてくる。
おかしくなんかない!!
とっても切実な問題だよ!!
口を開こうとする私に何も言わせないというように彼は私の唇を塞いだ。
彼の体の熱が私を包み込み、私の頭は次第にボンヤリと霞がかかってくる。
彼の手と唇が私の体を熱くする。
「紫衣、愛しいよ。」
スルスルと着物を剥がされ、私はその体を三成の前に晒していた。
「見ないで下さい。」
体を捩る私に覆いかぶさるようにして、その体を重ねると三成は瞳を細めて言ったんだ。
「綺麗だ...。」
呟くようなその言葉に全身が熱を持つ。
美しい彼のその瞳に私の体が映っているのかと思うと恥ずかしさからか見る見る赤に染まる私の体。
「綺麗だと言っているのだ、隠さずともよい。」
耳元で囁かれる甘い言葉。
「みつな..り..さま...。」
彼の熱を受け止めながら次第に意識は薄れていった。
彼の部屋で見つめあい何度も交わした口づけ。
彼が好き。
好きすぎて怖いくらい...好き。
大切なお兄ちゃんの為に私は時代を超えてきた。
紫衣とお兄ちゃんを逢わせるために、ここに来た。
だけど今は、石野さんと出逢う為だったんじゃないかと思ってしまう。
この人に出逢う為に私はここにいる。
ここで生きているんだ。


