そんな私のわき腹にコツリと紅葉さんの肘が当たった。
痛いじゃない!!
本当なら彼を睨みつけて叫んでやるところだけど三成の前だ。
そんな態度は取れない。
グッと我慢する私に追い討ちをかけるように紅葉さんは私にだけ聞こえるような小さな声で言ったんだ。
「背中丸めてるとおばあさんになっちゃうよ。」
む、ムカつくんですけど--!!
チラリと紅葉さんに視線を向けるとニヤニヤと笑っている。
綺麗でも意地悪だから紅葉さんなんて嫌いだ!!
私は紅葉さんのお尻に手をまわし、誰にもわからないようにギュッとつねってやった。
「いッッ...」
小さく声を漏らした紅葉さんは私を遠慮なく睨みつけてくる。
そんな紅葉さんから私はツンと顔を逸らしてやった。
やられっぱなしじゃないんだからね!!
私だって反撃くらい出来るんだからー!
だけどすぐにその自分の行動を後悔することになった。
全部見られていたんだ。
紅葉さんとの攻防戦を....。
三成だけじゃない、左近さんにも朱里さんにも...。


