沸々と怒りが込み上がってきた。
「紅葉さんのエッチ!!」
「はぁ??」
怒る私に戸惑う紅葉さん。
「キスしてるところを覗き見するなんて趣味悪すぎます!!」
「ま、待て!紫衣の言っている意味がわからん。落ち着け!」
興奮する私を押さえ込むように紅葉さんの手が両肩を掴んだ。
「放してよッ!」
彼から逃れる為に立ち上がろうとした私は肩に掛かる彼の重みに耐えられず、足を滑らせて床に仰向けにすっ転んだんだ。
「危ないッ!!」
「キャッ!!」
ドタンと派手な音を立てて床に倒れ込んだ私の頭を庇うように彼の手が支えてくれる。
その時、私の部屋の襖が勢いよく開け放たれた。
「何をしている!」
同時に響く低い声。
部屋の前には三成が立っていたんだ。


