紫衣のこと忘れたわけじゃない。


彼女が苦しんでいるかもしれないのに....。


そう思うと心が痛んだ。


それと同時にどうしても抑えきれない彼への気持ちに気付かされたんだ。




彼を諦めてもいいなんて思えない。


昨夜私はそう言って紫衣の幸せを願ったのに....。




諦めきれない。


諦められない。





きっと私の心は彼を追い続けるだろう。






好き...


溢れる思い。






ごめんね紫衣。





私幸せになりたいよ。




紫衣も幸せになってほしい。



また夢の中で逢えるかな?



その時私はあなたに謝らなければならないね。






石野さんの手を放せないってあなたに報告しなきゃいけない。





怒るかな?




勝手なこと言ってって怒るよね?










だけど彼を好きなの。


この想いを止めることなんてできない...。




ごめんなさい....紫衣.....。