勝利の女神になりたいのッ!~第1部~



「さぁ、体がつらいときは甘いものを食べると一気に楽になりますよ。」


左近様が出て行った部屋で二人。


嬉しそうに小さなお菓子を口に運ぶ紫衣。



屈託ないその笑顔を見て胸を撫で下ろした。



門番の男を探りにいって戻った部屋の前。


襖を開けようとして聞こえてきたのは紫衣の声。



「大好きです。」



甘い透き通る声。



部屋にいるのは左近様と紫衣....。



頭が真っ白になって部屋に駆け込んだ。





きっとその時の私の顔は鬼のような険しい顔をしていただろう。



今朝急に姿を変えた紫衣。



柔らかい体。


桃色の頬


薄紅色の小さな唇


透き通るような白い肌


小さな体に似合わないふくよかな胸


髪の色も薄く黒ではない茶色


色素の薄い紫衣は儚く消えてしまいそうで...


包み込みたくなる。



そんな魅力を持った紫衣、女好きの左近様が放っておくわけない!!