「感想はいっぱい喋れるんだな。」
興奮して話す私に石野さんはクスクスと笑いながら答えてくれる。
少し肌寒い山の上。
でも冷たいソフトクリームはとても美味しかった。
きっと心がポカポカだったから....。
「今日はありがとうございました。」
ペコリと頭を下げてお礼を言う私を抱き寄せた石野さん。
彼に触れる体が熱を持って熱くなる。
「まだ帰さないよ。」
耳元で囁かれて私は返事を返せなかった。
えーっと.....。
それはどういう意味なんでしょうか...。
とても意味深な石野さんの言葉。
頭の中にはアーンナことやコーンナこと、広がる妄想。
戦国時代の人間でも知っていますよ?
男女のイトナミ。
「何考えてる?」
ニッコリ笑顔の石野さん。
とっても爽やかな笑顔に急に恥ずかしくなった。
頭の中の妄想を一気に消し去るその笑顔は私の恥ずかしさを倍増させた。
私はただ首を振ってニッコリと笑った。
実際にはかなり引きつった笑顔だったかもしれないけれど.....。


