男の人との生活はとても楽しかった。
体が小さくなっても知識は15歳の私のまま。
その人は私をとても賢い子供だと大事にしてくれた。
でもそんな幸せな日も長くは続かなかったんだ。
「紫衣、お母さんが欲しくないか?」
「お父さんがいてくれたら紫衣は何もいらない。」
正直な気持ちだった。
何もいらない。
優しいその人との二人の生活がとても大切だったんだ。
だけどお父さんは新しく奥さんを迎えた。
「紫衣、この人がお前の新しいお母さんだよ。」
紹介された女の人は私を冷たい目で見ていた。
お父さんの前ではとても優しく接してくれる女の人もお父さんがいなくなると私を邪魔だと罵る日々。
居場所を失った気持ちになって私は毎日一人で川に遊びに行くようになった。
そして川原で出逢ったんだ。
大好きな大切なあの人に.....。


