時間の流れがわからない世界で泣いて泣いて泣き続けた。
独りぼっちだと思うと寂しさに潰されそうだった。
お兄ちゃんの胸の中のぬくもりを感じて重くなった瞼も今では閉じることはなくなった。
泣いて泣きはらして腫れた瞼を重く感じても眠りに誘われることはなかった。
紫衣と呼んでくれたお兄ちゃんの低く透明な声が聞きたい。
乱暴に撫でてくれる掌のぬくもりを感じたい。
力強い腕の中に、あたたかい胸の中に包まれたい。
望めば叶うって言ったじゃない。
どうして叶わないの?
何でも願いが叶うって言ったじゃない。
私は独りぼっちだよ。
震える肩を抱き寄せてくれる腕も優しく背中をさすってくれる手もない。
独りぼっちで悲しみにも寂しさにも堪えるしかないの?


