『よぉ、元気?』



仕事が終わり、帰宅して夕食を終えた頃、かかってきた一本の電話。



三年前には毎日のように聞いていた着うたが鳴り響く。



『三年ぶりか…俺のこと忘れちゃったか?』



忘れるわけない。



私はこの日を待っていたのだから…。