神谷は、なんとか菅原を振り切り一階だと思われる所に・・・・・・・たどり着いた。



なんとか、外に出たかった神谷だが・・・・・・・・出口が"見つからなかった"。


神谷「ココはどうなっちまったんだ!?」


いつしか非常ベルの音ももう聞こえない。


廊下には静まり返った、静寂と、どこまでも伸び続ける廊下の先は・・・・・・・・・・闇に包まれている。


神谷は暗い廊下を、闇に向かって走るしかなかった。


歩いてると、余計に不安にさせた。


神谷は、廊下の先に、灯りの点いている部屋を見つけた。


部屋の前に着いて、おかしいと思いながらも・・・・・・もう一度、ドアの上に吊られている部屋名を読んだ。



"図書室"



二階にあったはずの図書室は、以前からここにあったかのように・・・・・・一階に存在していた。



神谷は図書室の中をドア窓から覗いてみたが様子はわからない。。


神谷は音をたてずに、しゃがみこんでドアを開け、ゆっくりと中にはいった・・・・・・・・。