香苗「ウーン・・・?
なんか妙にリアルだったな〜・・・・・・★
てぃうかぁぁ・・・カナエはぁ、医者になりたいのにぃぃぃ!
人体模型みて、逃げてど〜するぅ〜☆☆☆☆」


玄関に着くと、香苗は自分の頭を"ポカッ"と叩いた。


「誰もいないのーかぁ〜い!
まぁ・・・・・・イッテミンベェ!今日は札がいちまぁい多いのォょ〜♪
カナエ嬉しいノォ♪」


香苗は玄関に入った。


香苗は生まれて初めて・・・・人の死体を見た。


それが、人とよべるものだったか・・・・・・・は、定かではない。



足らしきものの一部は、廊下の奥に転がっている。



壁には血が広い範囲に広がっている。


ペンキをぶちまけたように・・・・・・"鮮烈な赤"が広がっている。


そして、もの凄い・・・・・"生臭い悪臭"が漂っている。


気持ちの悪い・・・・"謎の黄色い液体"が地面に散乱している。



廊下に設置された連絡用黒板がある。


黒板には、チョークと一緒に・・・・・・"ちぎれた指"が並んでいる。



そして、目の前の廊下の中央。


"片足のついた胴体"だけが・・・・・・・・・・・転がっていた。