文学部の部長を務める、左京は、次の文化祭の部の出し物について・・・・・考えていた。


"去年の文化祭も、大して人来なかったしなぁ・・・・・どうせ今年もこないだろう。
低レベルな奴らばっかり来ても仕方ないし、わからないで見に来られても逆に迷惑。
どうせ、うちの学校の奴らって、"ド低俗な奴"しかいないしね。
だし〜・・・まず文学の美しさは奥が深いのよね。なら・・・・私の高校生として最後の、"文学部生活"最後の出し物は・・・・・・・私の好きな"ギリシャ神話"にしてしまおう。
誰にも文句は言わせない!"


左京は部長の地位を利用して、自分の好きなギリシャ神話について部員達と、色々盛り上がれるのが楽しみでもあった。


何より自分の知識を"披露"し、自慢できるのが嬉しかった。


左京は、人の下で動くのがいやだった。


運動は苦手だが、勉強や頭の回転は・・・・・物凄いものを持っていた。


それでも、定期テストで左京は"いつも"学年で3位だった。


一位は、左京には、ふざけた奴にしか思えなかった・・・・・・が悔しいが左京はそいつを認めていた。


そして、毎回、僅差の差だが二位の"上野"を越える事はできず、三位だった。