菅原は、神谷の前にある曲がりカドの先いたはず・・・・・・・・・・・・・・・・だった。





"あのカドを曲がり、階段を降りる。




それで、理科室の前のカドを曲がる・・・・・・そしたら玄関が見えるから・・・・・・・・、ダッシュでこのまま玄関突破。



そっから、自転車とりにいって、全速力だ"





神谷は、"逃走経路"が直ぐに、"頭"に浮かんだ。




しかしカドを曲がると、そこには・・・・・・・・・"いつもの階段"はなかった。




代わりに、廊下が続いている。





階段はあっても、おかしな角度で続いている。




この階段は登りしかなく、おまけに・・・・・・壁にぶつかっている。




"??"




神谷は、なんだかわからないが"走るしかない"と思った。





"ミシッ"




突然・・・・・・神谷は、何かに背中をつかまれた。




神谷が背中を見ると・・・・・・爪の長い手だけが、菅原のいた廊下から、曲がってきて、制服を掴んでいる。


これは、確信はないが、菅原の手だと・・・・・・・神谷には思えた。




"RIIIIIIIIIIIII"



不気味な警報は未だに、廊下中に響き渡っている。